水溶性食物繊維を知っていますか?
不溶性より効果のある水溶性食物繊維
不溶性食物繊維
水に溶けない棒状の食物繊維のこと
保水性に優れ、量を増やす働きがあります。
お通じがすっきりしない方にお勧め!
ごぼう、にんじん、セロリなどの野菜、麦、玄米などの穀類、さつまいもなどの芋類、大豆や小豆などの豆類に多く含まれ、比較的摂取しやすい食物繊維です。
水溶性食物繊維
水に溶けて、ドロドロする食物繊維のこと
腸内細菌の働きによって分解され、「短鎖脂肪酸」をつくる原料になる。
体内でドロドロ状になるため、便秘の方のお通じを流してくれる。
海藻類、ねばねば食品などに含まれていますが、意識しないと摂取しにくい食物繊維。
水溶性食物繊維の効果
短鎖脂肪酸が大事!
短鎖脂肪酸
「酪酸」「酢酸」「プロピオン酸」など、分子量の小さな脂肪酸の総称
①大腸の細胞にとって主要な栄養源であり、大腸粘膜を増殖・修復し、大腸の働きを助ける。
②炎症性サイトカインという体内免疫調節物質の発現や抑制のバランス調節を行い、大腸の慢性的な炎症を抑える。
③大腸内のphをコントロールし、悪玉菌の増殖を抑え、腸内細菌叢を改善する。
プレバイオティクス効果
プレバイオティクスとは
乳酸菌やビフィズス菌のような有用菌を増やし、腸内環境の改善を促進すること
食物繊維は腸内細菌のすみかになることによって、有用菌の増殖を促進する働きをしており、トクホでも「お腹の調子を整える」として、食物繊維類(難消化性デキストリン、グアガム、サイリウム種皮、小麦ふすま、キトサン)が関与成分になっています。
ミネラル吸収を促進する効果
実は・・・
不溶性食物繊維には、
ミネラルを吸着する作用や、便の量が増えたり、腸内の滞在時間が短くなることで、ミネラルの吸収効率が落ちることがあります。
過剰に摂取するのはマイナスといわれることも・・・
グアガムや難消化性デキストリンなどの水溶性食物繊維は、
カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の吸収を促進することが実験で確認されています。
これは、グアガムや難消化性デキストリンの摂取で短鎖脂肪酸が産生され、大腸内のphが低下したことでミネラルの溶解度が高まり、吸収率が上がるためと推測されています。
水溶性食物繊維はこれ!
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小野 咲
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